震災後の子どもの心理状態について

運営メンバーのAです。

私は1/1能登の実家に帰省していた際に家族で被災しました。

とんでもない揺れで、親曰く2007年の能登半島地震(最大震度6強)の揺れより比較にならないほど大きかったと言っています。

現在は県外に住んでおり地元のために何かしたいと思い活動しています。

この記事の内容はあくまで私の家族の事例で、状況により変わると思うため参考程度にと思ってくださいね!

子どもの心理状態の変化

1/1に私の子ども2人も被災し、震災前と震災後で行動に明らかな変化がありました。

変化は大きく2つで

1つ目は「1人になれなくなった」事です。

震災前はトイレを1人でいけたり、家で1人で留守番もできるようになっていたのですが現在は1人になるのを怖がり親が一緒にいないといけなくなりました。

なんで1人になるの怖いの?と聞くと「地震が来るから」と言われます。

内閣府の資料でもそのような症状がでると記載されています。

出典:内閣府「大災害と親子の心のケア」

※我が子は乳幼児と学童期に該当

心配になりどのように子どもに対応していくべきなのか?と思い色々調べたり第三者に相談したりしました。

厚生労働省のHPにも記載がある「あなたのいばしょ」でチャット相談できます。
特定非営利活動法人あなたのいばしょ

自分で調べたり相談したりした結果、我が子の場合は、長い目で見守ってあげるのが良いと思いました。

無理に1人にせず寄り添っていきます。

そうすれば成長と合わせて自然と緩和されていくと思います。

2つ目は「地震や津波のごっこ遊び」を頻繁にするようになった事です。

特に車で移動中の時は毎回ごっこ遊びをしています。

なんだか止めたくなる気持ちにもなりそうなのですが

地震ごっことは、子どもたちが地震災害のトラウマやストレスを乗り越えるために本能的に行なう、遊びの形をとった自己治療の試みです。
保育のお仕事レポートより

問題ない健康的な行為なので特に何も言わず受容しています。

他にも細かい部分では色々あると思いますが大きい変化はこの2つになるかと思います。

相談する事で気持ちも変わる

震災時後の心理状態は誰しも変化があるものだと思います。

もし1人で誰にも言わず思い悩んでいる人がいるのであれば誰かに相談してみるのはとても良いと思います。

実際に私も第三者に相談する事で子どもへの向き合い方も決める事ができました。

何より自分自身の気持ちも少し軽くなったので相談して良かったと思います。

気軽に相談できるので悩みがあれば相談してみてはいかがでしょうか?

のりこえようともに

震災から1ヶ月以上が経過し、まだ水道復旧の目処が立っていない地域も多くあり大変な状況が続いています。

現地にとって必要な情報や体験などを共有していき少しでも前の生活に戻っていける事を祈っています。

のりこえよう
ともに

この記事を書いた人

能登町応援メンバー